これから大阪市西成区で不動産売買を検討している場合、どのくらいの収益が得られる見込みなのか気になる人も多いのではないでしょうか？

不動産売買で収益が見込めるかどうかは、西成区の人口や不動産の売却相場などを知る必要性があります。場合によっては赤字になる可能性もあるからこそ、様々なデータをチェックして不動産売買を行うべきか検討することが大切です。

それでは、大阪市西成区で不動産売買による収益は見込めるのかご説明しましょう。
 

大阪市西成区の不動産売買における相場

西成区で不動産売買を行う場合、買取よりもどのくらいの金額で売却できるのか知る必要性があります。

不動産を売却する出口戦略を踏まえた計画を立てていかないと、上手く不動産投資を進めるのが難しくなるでしょう。スムーズに不動産を売却するためにも、マンションや一戸建て、土地を売却する時の相場を知ることが大切です。
西成区の不動産売買における相場は、以下の通りです。

以上のデータは、2021年における不動産を売却した時の売却価格の相場、取引件数、平均専有面積、平均築年数を算出したものです。
マンションの取引件数は少ない傾向にあるため、それだけ売却しにくくなるので注意が必要です。
一戸建ての取引件数は100件を超えていることから、比較的売却しやすいと言えるでしょう。

土地は売却価格が高いのでねらい目ではありますが、取引件数が少ないので買い取ってくれる不動産会社を探すのに苦労する可能性があります。

以上のデータから、不動産売買で収益を得るのに向いているのは、スムーズに売却できる可能性が高い一戸建てとなります。もちろんマンションも土地も絶対に売却できないわけではありませんが、売却するまでに時間がかかるものと思った方がいいでしょう。
 

不動産売買に影響する大阪市西成区の様々なデータ

不動産売買に大きく影響するデータとして、西成区の地価推移、人口・世帯数の推移、空き家率の推移が挙げられます。

2021年における西成区の地価推移は約18万8000円/㎡となっており、大阪府と比べて約40％も低いことが分かっています。つまり、大阪府と比べて土地の価格が安いということになるため、土地の買取を検討している人におすすめです。

また、人口は2015年時点で11万1883人、総世帯数は6万9225世帯でした。なお、この人口・世帯数は年々減少傾向にあるため、その分不動産売却がやりにくくなります。人口や世帯数が少なくなるほど不動産を購入する人が少なくなることから、不動産売却には不向きとなります。

2018年における空き家率は22.5％でした。大阪府は14.8％なので、空き家率が高めになっているのがポイントです。空き家率が高いということは放置されている不動産がそれだけ多いことになるため、空き家問題の問題もあって不動産が売却しにくくなります。

以上のデータから、西成区で不動産売買における収益を得るのは工夫が必要になるでしょう。
 

まとめ

大阪市西成区は一戸建てが多く売却されている傾向にありますが、人口・世帯数の減少や空き家率の増加など様々な問題によって不動産売買がスムーズにやりにくいと言えるでしょう。

西成区でスムーズに不動産売買を行うなら、信頼できる不動産会社に相談するのがおすすめです。
西成区の不動産事情に詳しい不動産会社であれば、不動産売買を行う時に力になってくれるでしょう。